ここ10年くらいでキャンプブームが始まり、我が家も年に数回程度キャンプに行くようになりました。
おしゃれキャンパーの中ではロースタイルが主流のようで、そんなことも知らずにハイチェア&ハイテーブルを購入してちょっと後悔していました。
しかし!おしゃれキャンパーたちはギアをDIYしている人が多く、これなら自分でもできるし費用もそこまでかからない。
さらにウッドデッキを作った時の端材が大量に余っているので、端材でできる範囲で作ってみることに。
軽量とは程遠い、超頑丈&超重量級のローテーブルの作り方をご紹介します。
材料を変えれば、軽量にできるので参考にしてみてくださいね。
【設計編】キャンプ用ローテーブルの作り方
まずは設計編です。
設計のためのコンセプトと材料と工具をご紹介していきます。
これがないと設計はできませんよ!
コンセプト
まずはローテーブルのコンセプトをご紹介します。
- 小さい食卓位の大きさは欲しい
- 折りたたみ可能
- 高さは30cm
小さい食卓位の大きさは欲しい
キャンプでの家族3人での食卓位の大きさで十分なので、80cm×40cmの食卓を作ることにしました。
端材の大きさが決まっているので、厳密には76.5cm×38cmですが、これでも結構十分な大きさになります。
欲を言えばもうひとつくらいサイドテーブルがあるといいですけどね。
折りたたみ可能
80cm×38cmなので車に乗せようとすると、かなりの大きさになるため折りたたみ可能なテーブルにします。
おしゃれキャンパーたちも大体コンパクトに収納可能なテーブルを作っていることが多いですね。
高さは30cm
高さは30cmに設定しました。
ロースタイルのキャンプ用のチェアはほとんどの場合、座面が30cmでこれ以上低いと食べづらいし、高いとちょっとカッコ悪いという絶妙な高さが30cmなのかと。
実際に作ってみてこれは正しかったと思います。
材料と工具
【材料】
- 木材(今回はイタウバの端材)
- コーススレッド(4.5×51)
- ボルト
- ナット
【工具】
【組立編】キャンプ用ローテーブルの作り方
それでは作り方をご紹介します。
寸法と木取り図
まずは寸法と木取り図です。
下の写真のような寸法で作っていきます!天板は縦挽きした板を使うので加工が難しいです。
まずは木材のカット
最初は木材のカットをしていきます。
のこぎりよりも丸ノコの方が断然早いですが、細い縦挽きなので扱いにはくれぐれも注意してください。私もかなり苦戦しました。
Youtuberのカミヤ先生の動画で縦挽きのやり方が詳しく紹介されています。
こちらの動画のやり方であれば、安全に縦挽きができますよ。
さらにこちらで紹介されている丸ノコガイドはめちゃくちゃ便利なので参考にしてみてくださいね。
塗装
今回の塗装は色を塗ったりはしません。
ハードウッドの材料を使っているので、朽ちることはまずありません。
ただ油分などが付着してしまうと、染み込んでしまい汚れっぽく見えるのであらかじめワックスを塗り込んでおきます。
使用したのはミツロウワックス。これを塗り込むことでイタウバの色が濃くなりちょっとウリンの様なダークブラウンの高級感のある仕上がりになりました。
天然成分の材料なので体に害はなく、食品を扱うテーブルにも安心して使えます。
ビス止めはすべてビスを深く埋め込む
今回キャンプ用ローテーブルを作るにあたってこだわったところは、ビスを隠すということです。
コーススレッドでビス止めする時は、ウッドデッキ用皿取錐で深くまで彫りこんでビス頭を奥まで入れます。
その後に埋木錐で同じ木材で作ったダボを埋め、アサリのないノコギリ(ライフソークラフト)ではみ出した部分をカットします。
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まずは枠を組み立てる
まずは天板の下の四角い枠を組み立てます。
コーナークランプを使うと、固定して一気にコーススレッドで組み立てられるのでとっても便利ですよ。
ひずみやゆがみなどが無いように、固定したときに平らな面に押し当ててまっすぐかどうか確認しましょう。
脚を組み立てる
次は脚を組み立てます。脚の長さは収納できるような長さにします。
脚は2本の板を真ん中に横板を通して固定するのですがこの時も
・2本の脚がゆがんだりしていないか
・長さや固定した位置は同じか
確認してからコーススレッドで固定します。
多少の誤差は後でやすりがけをすればリカバリーできます。
脚の回転軸になる方は角を落として丸くしておくと、スムーズに回転できるようになるので先にのこぎりとやすりで削っておきます。
脚を枠に取り付ける
次に脚と枠を取り付けるのですが、ココが最重要ポイントです。
回転軸の穴を開けるのですが、この位置がずれてしまうと
・脚が固定される位置がずれて傾いてしまう
・脚が収納されない
などの不具合が出てしまうので慎重に行います。
脚と枠のそれぞれ下の写真の位置でφ8mmの穴を開けます。
4か所共に穴を開けたらボルトで脚を取り付けます。
ボルトはタブルナットでナットの位置を固定して脚は回転できるようにします。
枠に天板を取り付ける
枠の中心に印をつけて、中心を起点にまず材料を置いておかしなところがないかをチェックします。
最初に中心の2枚を取り付けて、同じ間隔で計14枚ビス止めします。
同じ間隔にするのは開けたい隙間と同じ板を挟んであげると、等間隔で取り付けられます。
ビス止めしたら、すべての穴を埋木錐で作ったダボで埋め込んだら形は完成です。
折りたたみできるように加工する
最後に折りたたみできるように加工します。
ちょっと緊張しますが、これまで組んできたものを半分に切ります。
枠のちょうど半分の位置でのこぎりでカットします。
ローテーブルが半分になったら、蝶番で2つに分かれたテーブルを繋げます。
あとは半分に折りたたみできることを確認し、広げた時に真ん中が沈み込むようなことがないかチェックします。
問題なければ、完成です!!!
完成!
ミツロウワックスを塗ったことで、とても高級感のあるローテーブルができました。
高さもほぼ30cmぴったりで、かつ折りたたみも可能です!
今回のキャンプ用ローテーブルは大成功です!
ただ・・・重いです。軽く10kgはありそうな重さです。この材料を針葉樹の無垢材に変更したらだいぶ軽くなると思います。
まとめ
家の中のDIYには費用の面なども限界があるので、キャンプギアを今回作りましたがとっても楽しかったです。
キャンプでも使えますし、庭でのBBQでも使ったりとかなり重宝しています。
壊れる心配もないので、ガンガン乱暴に使っています。
高いキャンプギアだとちょっと遠慮してしまいますが、自分で作ったDIYなら遠慮はいりません。
こういうところもDIYの醍醐味ですよね。
皆さんもぜひキャンプ用ローテーブルをDIYしてみてくださいね。
それでは楽しいDIYライフを!
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