DIYをやっていると、もうちょっとうまく作りたい!という欲求が湧いてきますよね。
特に気になるのがビス頭
木材との色も違うし、ギラギラ光った金属は塗料で塗ってもうまく隠せません。
そこで役に立つのが「埋木錐」
作品と同じ端材がちょっとあれば、一緒の材料でビスを隠せる埋木(ダボ)が作れちゃいます。
今回はこの「埋木錐」の使い方をご紹介します。
埋木錐とは?
埋木錐とは読んで字のごとく、埋める木を作る錐のことです。
じゃあ埋木ってなによ?って話なんですが、ビスとかを隠すために埋める木のことです。
ホームセンターなどに売っている木ダボみたいなものと思って頂ければOKです。
※違いについては一番下に書きましたので読んでみてくださいね。
これがあるのと無いのとでは、仕上がりに大きな差が出るので、室内で作る作品はなるべく使うようにしてます。
自己満足ではありますが、出来上がりはイイです!
ストーブガードを作った時も使用しましたが、
これが
こうなります
ちょっとヤスリが甘いので若干段差がありますが、ヤスリできちんと段差をなくせば本当にわからなくなりますよ。
埋木錐のメリット
なんと言ってもメリットは、同じ材料でつくれることですね。
埋木錐なんて無くてもダボ買ってくればイイじゃない。と思った方もいるかもしれません。
しかし、ダホはあくまでも加工された木材です。作品とは違う材料になってしまいます。
実際に埋めてみても、材料が違うのでなかなかしっくり来ないんですよね。色も違うし。
それを端材等を使って同じ材料で作れるのが大きなメリットですね。
埋木錐の使い方
写真のようなビス穴を埋木(ダボ)で埋めてやります。
おいおい、そもそもこんな深い穴をどうやって開けるのよ。と疑問を持った方もいるかと思います。
この深い穴は、下穴錐もしくは皿取錐を使用すれば作れます。これについては別記事で説明しますね。
埋めたい材料と同じ木材の端材を使って作っていきます。
もちろん埋木錐で出来る埋木(ダボ)と穴は同じサイズにしてくださいね。
インパクトドライバーに取り付けて、準備OK!
あとは端材に埋木錐をあてがって、穴を開けていくだけです。
うまく作るコツは、一気開けようとせずに徐々に開けていくことですね。
一度削り込んでいってから、ちょっと戻して。
もう一度削り込んで、ちょっと戻してを繰り返して徐々に深く削っていきます。
大きな穴を開けるので、どうしてもトルクが上がって電動ドライバーではきついかも。インパクトドライバーを使ったほうがいいですね。
こんな感じにできたら
マイナスドライバーでポキっと
埋木(ダボ)ができました!
さあビスを隠しますよ。と行きたい所ですが、自作の埋木(ダボ)は角が尖っているので、穴にうまく入っていきません。
そこで便利なのが「鉛筆削り」
普通に売られている一つ穴の鉛筆削りでは細くて入らないので、本屋さんや文具店で売っている太軸を削ることができる鉛筆削りを用意します。
埋木(ダボ)の直径+1mmくらいの大きさの鉛筆削りがあるといいですよ。
この鉛筆削りで先っちょをなめらかにします。
鉛筆削りで埋木(ダボ)の角をなめらかにしよう!
そして埋木(ダボ)を、ビスを隠したい穴にあてがってゴムハンマーなどで打ちつければOKです。
飛び出た埋木(ダボ)はアサリなしのノコギリでカットします。アサリなしのノコギリでないと切りたくないところまで削れてしまいます。
オススメはクラフトソーです。
飛び出た埋木(ダボ)はアサリ無しのノコギリでカットすること!
これでうまく隠せました!
塗装すればビスが隠れていることなんかわかりません!
この一手間が作品をぐっと素敵にしてくれますよ。
埋木錐の注意点
埋木錐の注意点を一つ
埋木錐はあくまでビス隠しなどの埋木(ダボ)を作るためのものです。
いわゆる木栓と言われているものですね。
中にはダボと聞くと、ダボ継ぎができるんじゃない?と思われる方もいるかも知れません。
ダボ継ぎとは?
木と木の間にダボを入れて、つなぎ合わせ一つの板にする手法のこと
ダボ継ぎには絶対に使わないでください!
埋木錐で作成したダボは、マイナスドライバーでポキっと折れるほどもろいのです。木と木の接合するほどの強度は持っていません。
一般に売られている木ダボは折れないように繊維の方向など強度を考えて作られているので、ダボ継ぎの時は必ず既成品を買いましょう。
ホームセンターでも20個150円とかで売っていますよ。
まとめ
今回は埋木(ダボ)を作る事のできる「埋木錐」をご紹介しました。
埋木(ダボ)でビス穴を隠すことで、見栄えはかなり変わってきます。
ワンランクアップの作品を作りたい方はオススメの工具です!
では楽しいDIYライフを!