『せっかく庭があるしウッドデッキを作りたい!』
『だけど何で作ればいいんだろう?』
『そもそもどんな種類の木材があるの?』
『ホームセンターで買える?』
『通販で買った方が良い?』
材料だけでも色々と疑問が湧いてくると思います。ここでは、ウッドデッキの木材の種類を紹介していきます。
ウッドデッキに使われる木材の種類はハードウッド(広葉樹)とソフトウッド(針葉樹)。の2つに分類されます。ソフトウッドと言っても比重が大きく、非常に丈夫な針葉樹系の木材もあります。ここでは2つに分類して説明していきます。
木材の種類~針葉樹(ソフトウッド)~
SPF
どこのホームセンターでも購入できる木材です。とても安く柔らかいので加工しやすい反面、腐りやすく虫にも弱く屋外にはあまり向かない木材です。
加工がしやすくお財布にも優しいので、簡単に済ませたいという方にはオススメです。
しかし、屋外塗装をきちんとしないと1~2年でボロボロになってきます。
毎年きちんと塗装ができる方はチャレンジしてみてもいいかもしれませんね。
ウエスタンレッドシダー(米杉)
場所によってはホームセンターで購入できる木材ですが、在庫等を考えると通販で買った方が懸命です。
ソフトウッドの中でも耐久性に優れ寸法安定性、防虫効果もあります。ウッドデッキと言えばコレ!と言えるほど人気の木材です。
ソフトウッドなので、柔らかくビスの下穴無しで加工ができます。無塗装でもある程度は持ちますが、あくまでもソフトウッドなので1年~2年に一度は屋外塗料は塗布した方が良いでしょう。
サイプレス(豪州ヒノキ)
防虫性が高く「世界一白蟻に強い」と言われる木材です。
木肌は白っぽく爽やかなカラーでヒノキだけあって香りがよくアロマオイルにも利用されています。針葉樹の中では珍しく無塗装で使用できますが、木目や節が目立ち、紫外線を受けると木目からひび割れが起きやすく、年が経つと見た目が若干悪いです。
機能性が高いにも関わらずハードウッドに比べ安価に入手できることから、ウッドデッキ専門店などがこぞって勧めている木材です。
木材の種類~広葉樹(ハードウッド)~
基本的に無塗装で10~20年以上の耐久性がある木材を紹介します。
イペ
『ウッドデッキ材の王様』の異名をとるウッドデッキ材です。
反りや曲がりが少なく、さらに非常に硬く、重く、寸法安定性も群を抜いています。すべての機能に優れイペより良いデッキ材はないといわれている木材です。
公共施設での施工実績は圧倒的で個人のウッドデッキとしても人気があります。デメリットは価格、人気が高いだけあって他の木材より価格は高い傾向にあります。
ウリン
『アイアンウッド』と呼ばれるほど硬く、強度は木材の中でも最強です。
硬いだけあって重く、さらに耐候性や防虫にも優れ水中でも腐りにくい特徴があり、ディズニーシーのデッキ材にも使われていると言われています。ビスを打つ時は下穴加工は必須で、下穴をしていてもコーススレッドの頭を吹っ飛ばすこともあります。
色は赤茶色で高級感がありますが、ポリフェノールを含むため濡れると色落ちしやすく、洗濯物などを落とすと色がついてしまうかもしれません。
非常に硬いため、ちょっとしたササクレでも怪我につながるため、素足で歩くのはやめておいた方が良いでしょう。お子さんが小さい方はあまりオススメできません。価格はイペと同様にちょっとお高めな木材です。
イタウバ
クスノキの広葉樹で、原産地のブラジルでは橋や枕木、電柱などに使用されています。
耐久性や防虫性に優れていますが、そこまで重くなく加工しやすいのが特徴です。
色は黄褐色で表面には光沢があり、紫外線を浴びてもササクレなどはほとんどなく子供でも素足で歩けるほど表面性が良い木材です。ただし、色の変化が激しく数日紫外線を当てただけでも変化してしまいます。
セランガンバツー
『永遠のNo2』と呼んでおきましょう。耐久性、寸法安定性、防虫などすべてそこそこの機能です。
しかし、供給量安定しているためウッドデッキ材の中では安価で、安く済ませたいけど頑丈であってほしいという方にオススメです。色は黄色~黄褐色・赤褐色で、辺材は淡い色をしています。ササクレが立ちやすいため、サンダル推奨です。
まとめ
上で説明してきましたが、耐久性に関して不安があるという方はこちらのサイトを参考にしてみて下さい。10年間色々なサンプルを屋外で放置してどのサンプルがどのように経年変化をしていくかを記録しているブログです。
おすすめサイトと木材の特徴を参考にして、私はイタウバでウッドデッキを施工しました。現在5年目で、多少の反りはありますが傷みや割れなどは無く、子供と一緒に素足でガンガン歩いても全く問題ありません。
ご家庭ごとにそれぞれ事情があると思いますので、ご自分に合った木材を選んでウッドデッキをDIYしてみてはいかがでしょうか?