庭に園芸用品や掃除用具を入れた無印のPP頑丈収納ボックスが置いてあるんですが、雨ざらしなのでかなり汚れてます。
元々白なので余計に汚れが目立ちます。
また庭に椅子が無いのでちょっとしたお茶したいときは、わざわざ家の中から出してこないといけません。
そこで収納を兼ねたベンチを作ることにしました。
【設計編】屋外用収納ベンチの作り方
今回のコンセプトは以下の5項目です。
- 木材はサーモウッドを使用
- 無印のPP頑丈収納ボックスが入る
- ベンチなので強度が必要
- ビスは見せたくない
- 移動可能にしたい
木材はサーモウッドを使用
ベンチは屋外で使用するのでそれに合った木材や塗料を選択する必要があります。
SPFだと1年に一度塗装し直す必要があるなど材料にはちょっと迷いましたが、SPFを乾燥させたサーモウッドという木材を使用しました。
サーモウッドはホームセンターでも購入できる木材で、事前に乾燥させているので加工後の反りや変形に強く対候性も多少あり、かつ軽いという特徴があるため採用しました。
無印のPP頑丈収納ボックスが入る
無印良品のPP頑丈収納ボックスを入れて隠すということを目的としているので、このボックスが入るような大きさに設計します。
ベンチなので強度が必要
またベンチなので人が乗っても大丈夫なように、強度を考える必要があります。天板がたわまないようにするにはどうするか?たわんでも大丈夫なようにするか?色々考えました。
ビスは見せたくない
外からビスが見えないように、木材の配置も考える必要があります。化粧板を使って、なるべく内側からビスを売ってビス頭を見えないようにします。
移動可能にしたい
最後に移動可能にして、自由に動かせられるようにしたいということで、キャスターを使用して移動可能な収納ベンチします。転がらないようにロック付きのキャスターにしました。
材料と工具
【材料】
サーモウッド
コーススレッド(長さ25mm)
蝶番
ヒンジ
屋外塗料
【工具】
インパクトドライバー
ノコギリ
【組立編】屋外収納ベンチの作り方
今回のベンチは設計編を元にこんな感じにします!
<h3寸法と木取り図>
ベンチの寸法と木取り図は画像のようにしました。
木材のカットはホームセンターでOK
今回数が多いのでカットはお店の方が楽です。後で微調整するのにノコギリなどでセルフカットするくらいで十分かと思います。
屋外使用は塗装をしっかり!
屋外用木材塗料を塗っていきます。
サーモウッドは耐候性もありますが、屋外に設置するため常に紫外線を浴びるのでしっかりと塗っておきます。
色は元々茶色なので、屋外塗料の色はほとんどわかりませんでした。
まずは底面と側面を作って組み合わせる
まずは底面と側面2枚を作り、組み合わせていきます。
最初に底面から作ります。
6枚の板を並べて両端に縦板を置いてビス留めします。底面は縦板側からビス止めしていきます。
基本的な作業は他の側面、底面も同じです。
ここで一つポイント
木目に沿って何ヵ所もビスを打つ場合は『ちょっとずつビスをずらして打つ』
特にSPFや桧など軽い無垢材は木目に沿ってひび割れしやすいので、なるべく木目を見ながら同じ繊維方向にビス打たないようにすると割れにくいです。
次に側面を組みます。側面は5枚の板を並べて両端に縦板を置いて、裏からビス止めします。
縦板はちょっとはみ出させるのがポイント。完成したときにがキレイに見えます。
底面と側面ができたら組み合わせていきます。地面にコの字になるように置いて底面からビス止めします。
この時コーナークランプがあると便利ですよ。
もう一方の側面を組み立てる
底面と側面が組めたら、もう一方の側面の横板を1枚ずつビス止めしていきます。
両方の面を組んで箱形状にします。
箱形状にできたら化粧板をつけます。化粧板はベンチの中からビス止めして、ビスが外から見えないようにします。
天板を作る
ベンチの下部分が出来たら続いては天板を作ります。
天板は底面と同じ作り方です。蓋と人が座る座面になるのでちょっと大きめに作ります。
幅132mm×長さ1130mmの板を4枚並べて縦板を並べます。
底面などと同じようにビス止めしていきます。
【重要】天板の力を受ける板を側面に取り付ける
天板の力を受けるサポート板を側面に付けます。
これがベンチとして使用するうえでとても重要になります。この力を受ける板がないとベンチの天板のビスが外れてしまうおそれがあります。
サポート板は天板の縦板がかかるように設置します。
天板を取り付ける
続いて天板を取り付けます。
後ろの化粧板の部分と天板の側面に蝶番を取り付けます。
この蝶番だけでは、どこまでも空いてしまうので、ある程度の角度で止まるようにヒンジを取り付けます。ヒンジには右用と左用があるのでご注意ください。
最後にキャスターを取り付ける
最後にキャスターを底板に取り付けて完成です。
キャスターはロックできるタイプの方が、強風の日などに動いたりする心配がありません。
完成です!!
完成しました!
写真を撮ったのが出来てからだいぶ経っているのでちょっと汚れたりしているのでですが、なかなかな出来です。
ベンチの応用で宅配ボックスなんかも作れちゃう
このベンチの応用で宅配ボックスなんかも作れそうです。
今回作ったベンチは防水にはなっていないので水は入ってきてしまいますが、
雨が当たらないところであれば、中の荷物が濡れる心配もありません。
収納園芸用品などであればこのくらいのボックスで十分収まります。
では、みなさんも楽しいDIYライフを!
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