我が家(当時の横浜の中古住宅)は擁壁の上に建つ家で、隣家二階の窓が庭の目の前にあります。
お隣の視線も気になりますが、あちらも窓が開けづらい。
そこでウッドフェンスを作ることにしました。
ただし擁壁の上が庭なので、基礎から作るウッドフェンスは出来ません。
あるのは既存のワイヤーネット、ここにフェンスをつけることにしました。
【設計編】ウッドフェンスの作り方
まずは設計から。
やりたいことを決めて、計測してから設計を行っていきます。
コンセプト
まずはウッドフェンスのコンセプトです。
- 既存のフェンスに引っ掛けられる
- 既存のフェンスに力がかからないようにする
- 取り外し可能
- そこまで重くない
- なるべく腐りにくくする
既存のフェンスに引っ掛けられる
擁壁の上に立つバルコニーなので、周りに既設のワイヤーフェンスがあります。このスカスカのフェンスだと周りから丸見えなのでなんとかしたい!
ということで、この既存のフェンスに引っ掛けられるウッドフェンスにすることにします。
既存のフェンスに力がかからないようにする
引っ掛けられるフェンスにするのはいいのですが、引っ掛けてもワイヤーフェンスなので強度がめちゃくちゃ高いわけではありません。
人が寄りかかっても全然びくともしませんが、力がかかると根元が曲がったりしないかは不安です。
なので、この既存のフェンスにちょっと寄りかかっている程度にして力がかからないようにします。
取り外し可能
台風や強風の時はさすがに既存のフェンスが壊れないかが不安なので取り外し可能なウッドフェンスにすることにしました
そこまで重くない
そして、私だけではなく妻も取り外しするので、そこまで重くしてしまうと取り付け取り外しが困難になってしまいます。
なるべく細かく区切って軽いウッドフェンスにします。
腐りにくくする
屋外でウッドフェンスを作るうえで一番の命題が木の劣化です。
木の劣化は屋外塗料で防ぐことができるので、塗装は行います。
加えて、ウッドフェンスが一番水を吸い込むのが地面です。地面からの水を吸い込まないようにするには「基礎パッキン」を使用します。
これはウッドデッキなどでも使用するのですが、木が地面から水を吸い込まないようにするための
フェンスの計測
まずはウッドフェンスをどのくらいの大きさにするのか?
幅・高さをどうするかを決めるのに既存フェンスを計測します。
計測結果とコンセプトを踏まえた上でこんな感じで引っ掛けられるようにフェンスを作ることにしました。
材料と工具
それではウッドフェンスを作るための材料と工具をご紹介します。
【材料】
【工具】
【組立編】ウッドフェンスの作り方
それでは作り方をご紹介します。
完成予想図
既設フェンスに取り付ける特殊なもののため、寸法を記載してもあまり意味がないため完成予想図をのせました。
こんな感じで既存フェンスにウッドフェンスを作っていきます。
今回めちゃくちゃ木の数が多いので木取り図が大変でしたが、上の画像を作成しているソフトcaDIY3Dがあると簡単に作成できます。
入れ替えなども自由なのでめっちゃ便利です。
有料ソフトになりますが、ほぼすべてのDIY作品をこちらのcaDIY3Dで作成しています。
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材料のカットホームセンターでOK
めちゃくちゃ多いので、これはすべてホームセンターでカットしてもらいました。
コーナンでは1カット10円で行ってくれるので、100カットしても1000円でOKです。
10カットまでなら無料で行ってくれるところもあるので、ガンガン使わせてもらいましょう。
自分でやるとカットするだけでも数時間はかかるので時間も短縮できます。
屋外用の塗装しよう
次は塗装を行います。
SPFを屋外で使用するので、屋外用の塗装は必須です!
SPFは紫外線にとても弱いので、1年程度で腐食が始まってしまいます。
年に1度は塗装したほうがより長持ちしますよ。
乾いたら組立
塗装が乾いたらいよいよ組立です。
2×4材を置いて、その上に1×6材を縦にして5枚並べたらビス打ちします。
2×4が上下で高さが異なるので、ビス止めする時に斜めにならないよう隙間を端材でかさ増ししてあげるとビス止めしやすくなります。
下の2×4に基礎パッキンを同じくビス止めしたら次の工程に進みます。
引っ掛け用の金具をつける
最後にウッドフェンスが倒れてこないように、引っ掛けの金具を取り付けます。
まずは、ウッドフェンスを既存フェンスに仮置きします。
そして、用意しておいたL字の金具が既存フェンスに引っ掛けられる位置はどこなのか?を確認しながら取り付けます。
ウッドフェンスすべてに取り付けられたら完成です!!
完成!
ウッドフェンスが完成しました!
取り付け前を比較するとだいぶ雰囲気が変わります。
下に敷いた人工芝といい感じにマッチしています。これで周りの目線を隠すことができました。
もちろん取り外し可能で、台風や強風の日も心配ありません。
白にするとかなり明るくなりそうですね。
木を腐りにくくするのにいれた基礎パッキンも役に立ってくれそうです。
まとめ
既存のフェンスにもウッドフェンスを設置できました!
最初は結構あきらめていたのですが、毎日どうやったらできるか?を考えていると、ふとした時にアイデアが浮かぶのは本当ですね。
構想でしっかり考えた分満足のいく出来になりました。
色々考えたアイデアが形になった時の達成感はひとしおです。
既存フェンスにウッドフェンスを設置したいという方の参考になればと思います。
それではみなさんも楽しいDIYライフを!
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