またまたウッドデッキの端材でなんかできないかなー？と考えていたら、ふと子どものことが頭をよぎりました。
当時まだハイハイの娘でしたが、お絵描きとかをしだす年頃になったら机と椅子がいるかな？と思い立ちました。
ウッドデッキはハードウッドなので、室内で使う分には一生使える位には持ちそうです。
だったらしっかり設計して、デザインもちょっとちゃんとしたものを作りたい！と考え、参考になるサイトを探し回ってデザインして作って見ました！
ありがたいことに5歳になる今でも使ってくれています！
【設計編】子ども用イスの作り方
子ども用のイスといっても、しっかり作って長い期間使ってほしい！
また大人が乗っても大丈夫なようにつくりたいということで、コンセプトやデザインを決めていきます。
コンセプト
コンセプトは上でも言っちゃってますが、
- 大人が立っても大丈夫
- 小学生までの期間使える大きさ
以上の2点を掲げて設計しました。
大人が立っても大丈夫
ちょっとした踏み台としても使えるように、大人が立っても大丈夫なくらいに丈夫に作ります。
荷重のかかるビスの部分はしっかりしたコーススレッドを使うようにします。
私のおすすめは「錐込隊長」
ウッドデッキ専門店「リーベ」が推奨するコーススレッドです。
5年以上使っているウッドデッキですが、錆びたことは一度もありません。
数量が多いので他にも色々な用途で使用できます。
小学生までの期間で使える大きさ
想定は2～6才位の子どもを想定して座面の高さは25cm
背もたれ&ひじ掛け付きで背板と座は幅の広いパイン集成材を使います。
2つの材料を使うことで、ちょっとしたツートンカラーの椅子になります。
デザイン
デザインは色々なサイトを見て「いいな」と思ったものを取り入れていきました。
参考にあげたかったのですが、サイトがなくなってしまったみたいです。残念。
こんな感じに作ります。
木材のサイズも自由自在に設定可能！さらにDIYerには嬉しい木取り図が簡単に作れる超便利機能まで付いた「caDIY3D」
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caDIY3Dを使って作成(http://cadiy3d.com/wp/)材料と工具
【材料】
ワンバイ材（1820×105×20）×2
パイン集成材（910×300×18）×1
コーススレッド
蜜蝋ワックス
【工具】
インパクトドライバー
ドリル（ウッドデッキ用皿取錐）
ノコギリ
やすり
クラフトソー（ダボカット用）
マジック付式ラバーパッド
木工用マジックペーパー
(丸ノコ)
(トリマー)
(埋木錐)
【組立編】子ども用イスの作り方
続いて組立をしていきます。
寸法と木取り図
寸法と木取り図は下図のように作っていきます。木取り図はCADソフトの仕様上繋げられなかったのですが、40mmの幅は2枚取れるので、実際はもっと効率よく材取りできます。
caDIY3Dを使って作成(http://cadiy3d.com/wp/)caDIY3Dを使って作成(http://cadiy3d.com/wp/)木材のカット
まずは木材のカットです。
ワンバイツー材であれば長さをそのままカットするだけでOKです。
背もたれの部分は斜めにしたいので、後ろの足の上の部分だけ斜めにします。
これは手のこでも丸のこでもできます。
小さい子どもが使うものなので、やすりがけはしっかりと行いました！
やすりがけはインパクトドライバー用のディスクペーパーやトリマーを使うと角をしっかりと落とせるのでより安全にできますよ。
細い板の縦引きを丸ノコで行うのは難しいですが、下記のカミヤ先生の動画を参考にするといいですよ。
木材の塗装
今回は塗装ではなく、ウッドデッキの端材(イタウバ)を使用したのですが、蜜蝋ワックスを染み込ませました。
空隙率の低いハードウッドはオイルが染み込みやすいので、ミツロウワックスを塗ると色が濃い色に変化します。
パイン集成材とハードウッドのいい感じのツートンカラーになりました。
組みあがった後に塗ってもOKです。
組み立て
組み立て方は下記の画像の順番で組み立てていきます。
ビスをあけるときはウッドデッキ用の皿取錐で深めに開けてダボが入るようします。（ビスが埋まるように）
こまめに水準器を使って水平を出しながら組み立てていきましょう。
前側の脚と横板を組みます前側の脚に側面の板を取り付けます座面を取り付けます後ろの横板を取り付けます後ろの脚をビスで取り付けますヒジ置きを取り付けます。後ろとの接合部は穴をかなり深く開けます後ろ脚の上部に横板をつけます背板を上・左右からビスで打ち付けたら完成です背もたれのパイン材はただの四角ではなく、角を落とした形にしています。
組上がったら最後の仕上げに、ビス頭を隠します。
端材を使って埋木錐で作ったダボをビス頭に埋め込んでいきます。
ダボは同じ木材を使って作ると見映えがキレイです。
完成です！
早速座ってもらいましたが、1歳にはまだ大きかったですね。
5歳の今ではぴったりで髪を結んだりするときに美容室のように座ってくれます。
子ども用品のDIYは学びが多い！
今回は子どもの椅子を作りましたが、子ども用品はけがをしないか？塗料は有害じゃないか？ビスはなるべく隠す、など気を使う場面が多かったです。
使う人のことを色々考えて作った分学びが多く、これからのDIYにも活かせそうです！
やっぱりできた時の達成感は最高ですね。
では、皆さんも楽しいDIYライフを！
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