我が家の娘も5歳になり、習い事などを始める年齢になりました。
音感を養ってほしくてピアノ教室に通うために電子ピアノを購入しようと思っています。
すると、、、そのピアノはどこに置いて、どこで練習するの?と考えた時に、市販のものではなかなか思った通りの大きさの机は見つからない・・・!
じゃあ自分で作っちゃおうか!ということでピアノ机をDIYすることにしました。
さらに今回は前々から使ってみたかったDIYer注目の人気木材「アカシア集成材」を使って作ることにしました。
アカシア集成材を使ってみて
アカシア集成材を使ってみての感想です。
アカシア集成材は見た目がおしゃれ!
アカシア集成材はなんと言っても見た目おしゃれ!
パイン集成材は全体的に白くナチュラルなイメージに仕上がります。
いっぽうアカシア集成材は、薄い色の外側と濃い色の芯材との組み合わせでできているため色が不均一です。
木目が強く出ている部分や色が薄くなっているところがあったりと、何も加工していないのに柄があるように見え高級感が出ます。
ホームセンターで販売しているものは無塗装と塗装済みの2種類あります。
部屋の雰囲気に合わせて塗装済みを購入しましたが、グレーな風合いの無塗装もいい雰囲気の家具が作れそうです。
塗装済みは、改めて塗装する手間がないのでとても便利です。
アカシア集成材は天板でも十分な強度
アカシアはパイン材と比較すると強度が高く、たわみや収縮も少なくパイン材のようなヤニなどもないため、家具で使用するにはぴったりです。
使用して感じたのは、濃い色の芯材はかなり硬いためドリルやビスが入りにくかったりと、パイン材と比較するとちょっと作りにくいかもしれません。
道具はインパクトドライバーなどをしっかりと揃えておいたほうが良さそうです。
最近多く使われるようになったためか、価格もそこまで高くありません。
【設計編】アカシア製ピアノ机の作り方
コンセプト
まずはピアノ机のコンセプトをご紹介します。
開閉可能な机
ピアノ机といってもいつも弾くわけではないため、普段はしまっておいて弾くときだけ使えるような机にしたい!
となると、答えは「天板が開閉可能な机にする」のがベストだと考えました。
さらに開け閉めする際にはバタン!と急に閉まらないように工夫する必要があります。
この部分は、かねてより使いたかったスガツネ工業のソフトダウンステーを使います。(L/R両方に付けます)
アイアン脚
もうひとつのこだわりは、アイアン脚にすること。
横を板にしてしまうと圧迫感が出るため全体をスッキリさせたかったのと、黒のアイアンの家具を作ってみたかったという理由から選択しています。
メルカリやラクマ、minneなどでは高さのオーダーもできるのでおすすめです。
材料と工具
【材料】
- アカシア集成材(400×1825×15)×1枚
- アカシア集成材(300×1825×15)×1枚
- アカシア集成材(100×1825×15)×1枚
- アイアン脚 ×4脚
- ワッシャー
- ソフトダウンステーR ×1
- ソフトダウンステーL ×1
- コーススレッド ×8~10本
- 長蝶番300mm ×2
【工具】
【組立編】アカシア製ピアノ机の作り方
それではアカシア集成材を使ったピアノ机の作り方をご紹介します。
今回は設計をcaDIY3Dというソフトを使用して行いました。DIYに特化した機能が充実しておりめちゃくちゃ便利です。
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寸法と木取り図
寸法と木取り図はこちら。机の幅は購入予定のピアノの大きさより200mmほど大きいサイズの1500mmに設定しました。
木材カットはホームセンターでOK
木材のカットはホームセンターが一番きれいにカットできるのでおすすめです。ホームセンターによっては何カットまでは無料で行っているところもあるのでぜひ利用してみてください。
私は購入したホームセンターのカットサービスが高かったので、自分で丸のこを使用してカットしました。
箱形の組立にはコーナークランプが便利
カットした木材を組み立てていくのですが、Lに組む際に固定がないとまっすぐビス打ちが出来なかったりするので、コーナークランプを使用するのがおすすめ。
できれば2個以上、箱を作る場合は4個あると便利ですよ。
長蝶番を取り付けるために溝を掘る
1500㎜の長い机になるため、左右端のソフトダウンステーだけでは、真ん中がたわんでしまいます。
そこで300mmの長蝶番をつけることで、安定して開閉ができるようにします。
しかし!長蝶番をそのまま取り付けてしまうと、長蝶番の厚み分100㎜幅の板と離れてしまうので大きな溝になってしまいます。
そこでトリマーで長蝶番の厚み分トリマーで溝を掘りました。
端材の板を重ね合わせてトリマーを安定させながら掘っていきます。
溝が掘れたら長蝶番を取り付けます。
アイアン脚付属のビス長さに注意!
いよいよアイアン脚を取り付けていきます。
ここで注意!アイアン脚に付属していたビスをそのまま取り付けてしまうと、アカシア集成材を突き破ってしまうことがあります。
こういうことは結構あるので、付属しているビスが取り付けようとしている板に合うかどうかをしっかりと確認して取り付けるようにしましょう。
今回はワッシャーを2枚かませることで、ビスが貫通してしまうことを防ぎました。
ソフトダウンステーは取付説明書をしっかり読もう!
そして最後にソフトダウンステーの取り付けです。
スガツネ工業から販売されているソフトダウンステー。取り付け方には注意が必要です。
適当につけてしまい本来の動きと異なると、閉まらなかったり動かなかったりすることがあります。
そのため、説明書に書いてある寸法通りに取り付けることが重要です。
しっかりと説明書を読みLとRを取り付けたら完成です!
あとはピアノが来た時に譜面台をつけるだけです。
たわみもそこまで大きくないので、字を書いたり机の上で作業する分には問題なさそうです。
アカシア集成材はDIY家具には理想的な材料
今回アカシア集成材でピアノ机をDIYしてみました。
我が家はミッドセンチュリーなどのちょっとレトロな家具が多いので、パイン材よりもアカシア集成材がとても雰囲気が合います。
アカシア集成材を使用して感じたことは、木の反りや狂いが少なく強度も高いため、かなりしっかりとした家具ができるということ。
その上に価格がそこまで高くないというところから、個人的にはDIY家具に最適な材料なのではと感じています。
他にもアカシア集成材で色々と作ってみようと思います。
それでは楽しいDIYライフを!
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